アルコール依存症と言うと、どういったイメージを持つでしょうか。
自分自身をコントロールすることのできないだらしない人?

アルコール依存症になる人にとって、一般の人であれば、嗜好品として楽しい時間を過ごせるアルコールを摂取することが、アルコール依存症患者にとっては、薬物摂取と同じ意味をなし、アルコールは一滴でも摂取することを禁じられるのです。

薬物中毒のように、薬物そのものを摂取することが困難な社会ではなく、アルコールは、その気になれば、いつでもどこでも気軽に入手することが可能なため、アルコール依存症になった人が治療していくためには、想像を絶する覚悟と協力者が必要になってきます。

一昔前までは、アルコール依存症は、アルコール中毒症とも言われていましたが、中毒症と言うと、アルコールに夢中になっている人というイメージがもたれ、アルコール中毒患者を間違ったとらえ方をされる危険があったため、最近ではアルコール中毒ではなく、アルコール依存症というようになったのです。

アルコール依存症の患者は、治療中、必死でアルコールを探します。
どんな卑怯な手を使ってでもアルコールを手に入れようとします。
それがこの病気なのです。

したがって、家族はどんなに罵られても、それに耐え患者にアルコールを摂取できないような環境を作る必要があるのです。
万が一、アルコールを与えてしまうと、また一からやり直しになってしまうのです。
アルコール依存症の患者からアルコールを抜くためには、患者本人はもちろんのこと、協力する家族にも相当の覚悟が必要となってくるのです。

アルコール依存症と言うと、皆さんはどのようなイメージを持たれますか?

ろくでなしな人間が陥るもの?
酒好きの哀れな結末?
酒好きな亭主を管理できないだらしない妻?

アルコール依存症は、アルコールの摂取によって、精神に異常をきたしてしまったり、言動が正常でなくなっていってしまいます。

ひとたびアルコール依存症になってしまうと、もう何年も、何十年もアルコールを含んでいなくても、アルコールを一滴でも摂取すると、再び元に戻ってしまうと言われます。

そう、アルコール依存症は一度発症すると、一生治らない病気だと言われています。

ここ注目してもらいたいのは、アルコール依存症は、病気です。
確かにきっかけは本人の継続的飲酒から始まっているいことが多いようですが、病気なのです。
アルコールによって本人の人格も言動もコントロールできなくなっている暴走列車のようなものなのです。

一般の人にはし好品であるお酒も、アルコール依存症の人間にとってそれは、麻薬と同じ。

したがって、アルコール依存症の症状を起こさないためには、本人が努力することはもちろんのこと、周囲の人たちの、本人にアルコールの誘惑を一切しないような環境作りを一生続けていくことが大切なのです。

ですから、もしも初対面に近い人間同士で相手のことをよく知らないときにお酒を勧めても、お酒を断る人がいたならば、もしかしたらその人はお酒を受け付けてはいけない人かもしれないので、「俺の注いだ酒が飲めないのか」などとは決して思わないように。

日本ではまだまだアルコール依存症に対して偏見の目で見てしまうところがあり、本人もあまりアルコール依存症であることを公にしたくないと言う人もいるので、まだまだこの偏見社会の中ではアルコール依存症であることを公言しながら生活していくのは生きづらい環境なのです。

せめて私たちがもっとアルコール依存症について理解していくことが大切なのです。

Copyright © アルコール依存症を克服! All Rights Reserved.